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夢オチ希望

適当にやっていきます

まどマギについて

何の前兆なのか、最近まで『魔法少女 まどか☆マギカ』がいろいろなアプリゲームとコラボしまくりであった。

スロットも人気っぽいし、さらにはマギアレコードとかいうオリジナルのソシャゲまで製作するようで、まためんどくさい世界観が広がっていきそうだ。

コラボはそのための戦略なのだろうか。

 

とまあそんな尻軽コンテンツっぽい流れだが、好きなアニメが終了から何年経っていても広がっているのは嬉しいなぁ。

年末にはどっかのチャンネルで再放送したようだし、現在Amazonプライムビデオでは、今となっては貴重かもしれないTV放送版が配信されているし、今月にはなんとAbemaTVで劇場版前後編からの『叛逆の物語』放送までやりやがるようです。今まどマギデビューしてみれば意外と長く楽しめるかもしれません。

 

…というわけで、まどマギについて語ります。

とは言ってもほとんどキャラについてだけです。

とっくに様々な解釈がされている作品なので本当に今更だが、キャラについてなら今でも語れる余地はあるんじゃないだろうか。

この先はかなり主観的で言葉遣いも適当ですし、アニメ本編はもちろん番外編のネタバレも含むので注意。

新編についてはまた別の機会にしておきますね。

 



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まどマギは全12話のアニメでありながら、ストーリーとキャラに圧倒的な濃さを持たせる作りだし、ダイナミックなシャフト演出や劇団イヌカレーによる狂気的な魔女空間のおかげで、映像はその手の雰囲気が好きな人にはたまらないモノになっている。そして何より個性を生み出している要素が、かわいいキャラデザとダークさのギャップでしょう。それらの全てが上手く構成されていて、ハンパない大作感のある作品になっているのです。

 

それではキャラについて語っていきましょう

 

 
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鹿目 まどか

ほむほむによって翻弄され絶望に突き落とされていく主人公。

他の魔法少女とは違い、健康で優しい父親と稼げる母親と未来ある弟を持つ裕福層である。

そんな彼女が、自分とは対比的な家庭環境や価値観を持つ少女達と行動を共にしながら、魔法少女になるかならないかの選択を迫られていくわけですが、魔法少女になるまでのまどかは皆に優しい言葉をかけてはキツく返されてショボンしてしまうので見ていてつらい。

 

そして魔法少女になった最後には「もう誰も恨まなくていいの。誰も呪わなくていいんだよ。そんな姿になる前に、あなたは、わたしが受け止めてあげるから」なんて言って世界を救い、根暗な俺は泣いてしまう。

あんなに愛に溢れたことを言えるなんて素晴らしすぎる。

他人の幸せを祈ったことが間違いだなんて、絶望に向かうだけだなんて考えは否定していきたいですね。以上です。

 

 

 
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美樹 さやか

変身すると腋と絶対領域にオーラが出てくるまどかの幼なじみ。魔法少女の中で唯一男に恋心を抱いていた女。そんなリアルな女子中学生象が視聴者に好かれたり嫌われたりする要因になっている。

彼女は本当にドンマイなキャラだ。

なんかいろいろあって猫型はんぺん野郎に体を脱け殻にされた挙句、強制的に腹痛を与えられたさやかはもうお嫁に行けないと確信し、本当の気持ちを実行できず友人の仁美を妬むまでに堕ちてしまう。
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そして影の魔女と戦っていた時に負った傷ですが、小説版だと「さやかちゃんの片目は潰れていました」「腕の一部は裂け、足も骨が見えるほど抉られていました」とグロテスクに表現されていたので、本当にマイっていたのだと分かる。

 

だけどネガティブな感情には常に鋭く敏感。

ほむほむがソウルジェムを渡してきた時には、ほむほむがやろうとしたことが完全に偽善であると気付いて拒み、ほむほむに「あなたって鋭いわ」と言われたりしている。(誰にでも分かりそうなんだけどさ)

 

とりあえず、ソウルジェムを渡すだけでは、まどかを傷つけて恭介を仁美に取られたさやかの苦しみが癒えるわけがなかったのだ。

浄化してもその場しのぎでまた濁る可能性も高いと思うし、こうなる前に純粋な杏子と話したことで余計にほむほむが気にくわなかったのかもしれない。

そして壊れた自分を見たまどかが苦しむかもしれないって心配をする以前に、自分はもうまどかに嫌われたんだと思い込んでしまって既に諦めちゃっていたんだろうなぁ。

 

それと魔女化する前に電車でお話したホスト達、調べてみると殺されていなかったみたいですね。漫画版では殺されちゃったようですが、それ1つでキャラの印象は物凄く変わるのでアニメのパターンでよかったよかった。

ちなみにアンソロジーコミックにホストどもが活躍する話があって地味におもしろかったです。

 

魔法少女まどか☆マギカ 4コマアンソロジーコミック (1) (まんがタイムKRコミックス)

魔法少女まどか☆マギカ 4コマアンソロジーコミック (1) (まんがタイムKRコミックス)

 

 

 

そして改編後、まどかに救われることで恭介と仁美の仲を認めることができ、彼の演奏が好きだったのだと気付いて円環の理へ。

思えばさやかが恭介の性格等を褒めたことはまったく無かった気がするぞ!

まどかに酷いことを言ったきり二人は話せていなかったから再開できて良かったなぁ。あんなことがあっても最終的にさやかの願いを尊重してくれたんだし、まどかが最高の友達であることは間違いない。

 

そしてそんなさやかちゃんの戦闘スタイルは剣でした。

その道の師から剣技を学んだ訳ではないので、振り回したり投げたりするようなその場のノリに任せた動きばかりでしたね。バット時代とあまり変わらない。

5話で杏子の槍を刃先で止めるという凄い事があったけど、演出のために仕方なくって感じの扱いらしい…

才能が無いんだと自虐していたけれど、数えるほどしか戦っていないんだから彼女を焦らせる事が無かったらもっと強くなれたんだろうなあ。

 

まとめると、次々と起こる不幸ラッシュに耐えられず色々やらかしてしまったフツーの女の子である。

彼女は『ダイ・ハード』シリーズを観るべきだったんだよ。

 

 
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佐倉 杏子

登場したばかりの頃は行動がDQNすぎて無理だったのだが、物事を厳しい目で見つつも、一番ハッピーエンドを望んでいたであろう優しい娘であった。

杏子の凄い所は最初に訪れた絶望の壁を乗り越えたところだ。普通なら家族の自殺で魔女化していたんだろうに、そのまま生き続けて孤独まで自分の力とした。

 

最後にはさやかを孤独にしないよう自爆。

なんかもう今までの悪いイメージも全て吹き飛ばしちゃうような退場でズルいですね。

以上です。

 

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巴 マミ

マミさんは何も考えられない瀕死の状態で「生きる」という当たり前のことを願ったけれど、それはたぶん別の願いで契約しても自動で叶いそうな願いだったんだよな。

つまり他の魔法少女とは違って、夢も希望も叶えられぬまま、ほぼ強制的に魔法少女としての人生を歩まされた。

彼女の願いから訪れる絶望はたぶん孤独だったんだろうけど、それにもなんとか耐えていた。

まだ中学生なのに恋や友達と遊ぶことまで諦めて、魔法少女一本で生きている。しかも天涯孤独で独り暮らし(猫型孵卵器は含まない)。

…こんなに支えたくなるキャラがいるだろうか?

俺も一緒に戦って彼女の生きる希望になりてえ〜などと思っても、観ている側は何も出来ない。残念だがその辛さがまた作品とキャラの魅力なんだろう。

 

「マミさんは豆腐メンタル」なんて言う人をよく見かけるが、魔力を私欲に使わず、他の魔法少女のやり方に流されず、人を救う理想の魔法少女像を貫いてきた彼女が豆腐なわけがない。

豆腐などと思われてしまう一番の原因は10話だと思うけど、人助けを生き甲斐としてきた自分が、最後には人を傷付ける側になるだなんて分かったら死ぬでしょ。ゾンビ映画でよくあるやつです。友達だと思っていたキュゥべえに裏切られたってことや、さやかを誘った罪悪感もあっただろうしさ…

ワルプルギスの夜を止めることは考えずに皆を殺そうとしたマミさんのオツムは弱いかもしれないけど、「皆をすぐ楽にしてあげたい」「私が殺して全てを背負う」なんて気持ちがあったとしたらどうだろうか? 

まぁ上記の心理は完全に俺の妄想なのだが、杏子を最初に片付けたり、ほむほむを拘束したりする手際の良さからして感情に流されただけの行動じゃ無かったのは確かだと思うんですよね。大事だった皆を撃った後に自分がどれほど苦しむか分かっていたはずだ。そんな汚れ役を仲間にやらせようとしなかったマミさんは最後まで「お姉さん」だったんだよ。

事を済ませたら自分の命も絶たねばならないことを覚悟していたんだからメンタル面では強さしか感じなかったなぁ。

 

そしてまどかが神様(仮)になれた理由にマミさんの存在は欠かせない。

なぜなれたかってもちろんほむほむがループしまくっていたり、まどか自身が数々の悲劇を見てきたからなんですが、精神面では何よりも勇気が必要だったはず。俺はそれをマミさんから受け継いでいたと思っている。

4話でまどかがマミさんの部屋で「あたし、弱い子でごめんなさい…」と言ったのはマミさんの強さを分かっていたからで、12話でノートを返してもらった時に決断する勇気も頂いたんじゃないかな。

まどかがほむほむに「だって魔法少女はさ、夢と希望を叶えるんだから」と言ったが、これは元々マミさんの言葉なんだ。

まぁつまり…マミさんはすごいってことです!これだけは譲らんぞ!!!

 

もちろん戦闘でも最強。

使い魔どもとの戦いでは銃で殴ったり、蹴りでぶっ飛ばしたり、華麗に舞いながら容赦なく銃弾を撃ち込む。

数々の戦いで得た経験値と頭の良さと胸が他の魔法少女に比べてとても優れている。

銃のサイズや弾の種類まで多様性があるし、マジカルリボンは相手を拘束したり、相手の拘束技を切ったり、落下物を受け止めたり、移動手段として使うこともできる。

他にもさやかのバットを素材無しでマジカルステッキに強化したりと魔法の応用までもが一番上手い。

マミさんはドラマCDや番外編のTDSで杏子の師匠をやっているので、杏子の技が多いのはそういうことでもある。良くも悪くも他の4人はマミさんから始まっているのだ。偉大すぎる。

TDSのマミさんは最後に自ら死んじゃうんだけど、あのタイミングでは後輩に押し付けて逃げたようにしか見えなくて正直酷かった。

でも「魔女のいない世界でみんなに会えたら良かったな」って言葉が核心を突きすぎていて泣けるんですよ…

 

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (上) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~ (上) (まんがタイムKRコミックス フォワードシリーズ)

 

 

そういえば事故前の人物像はまったく語られていませんね。

両親と楽しそうに話すマミさんとか想像しただけで胸がズキッとくるよなあ。

 

…とまぁこのままマミさんの全てを絶賛したいところですが、1つどうもおかしなところがある。

2話の「自分より強い相手は邪魔者ってわけ?いじめられっこの発想ね」ってセリフの違和感…すごくないですか?

さすがに何言ってんだコイツと思ってしまった。普通にピンとこない例えだし、気に入らない相手を排除しようとするのはいじめっこの発想じゃね!?

元いじめられっこの身としては少しショックですね。

 

まぁつまりだ。たった3話で亡くなったというのにあれほどの存在感…胸と首だけじゃなく本当に深いキャラクターなんですよたぶん。彼女はピチピチの中学生なのに、大きなお友達もつい「さん」付けで呼んでしまうほどのオーラはすごいものだ。

それと個人的に訴えたいことがあるのだが、「マミる」って言葉を未だに使う輩がいますよね。個人的にあの言葉は、生まれた時から死語だと思っているほど嫌いなので、目にしなくなる日がとっとと来てほしいもんです。根拠のないデブ呼ばわりもつまらないしああいうサムいノリも無くなって欲しいですねえ。

 

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暁美 ほむら(ほむほむ)

まどマギデビューした頃は黒髪ロングに黒タイツという見た目に一目惚れしてしまい、常にほむらちゃほむほむだったのだが、冷静に分析してみるとかなりひどい女の子だった。何がほむらちゃほむほむだ。

 

まず、ほむほむは1周目でループするべきじゃなかった。

これを言うとストーリーそのものを否定してるようなものだからちょっとアレなんですけど、彼女はまどかの「元気でね」を無視してワルプルギスの夜と戦ったマミさんの「名誉の死」を最終的には「頭パックン」にしたんだよ。

 

ほむほむはまどかに「今とは違う自分になろうとは思わないことね」と毎回言っていそうだが、魔法少女になるか、ならないかの選択だけが人の変化じゃなくてもっと大事なアレがあるのだ。ほむほむにはその辺を気遣えるレベルの想像力も無かったので本編のまどかはズタズタ。まどかの「肉体の生存」しか考えていない。

最初にほむほむが惚れたまどかはもうほむほむの中にすらいないのではないか?…切ないね。

 

9話では「てめえそれでも人間か!?」という杏子の叫びに「もちろん違うわ、あなたもね」とクールに返して上手いこと言ったような雰囲気になるけど、杏子は肉体ではなく人間性についてツッコんでいたわけで、ほむほむはコミュ力というか聞く力の低さをドヤ顔で披露してしまったのだ。そういうところがかわいいのだと思いたいけど、まどかの気持ちを考えたら普通に最低である。傷付くと分かってて返したんならそれはそれでまたドン引き。すでに悪魔。

つまりコミュ力に限らず人間性もかなり危うい。しかもその危うさはメガほむ時代から垣間見える。

 

ワルプルギスの夜に勝ったけど魔女化しそうだなって時には

「2人で怪物になってこんな世界何もかも滅茶苦茶にしちゃおうか」

とかマミさんの精神から何も学んでいないことを言い出す。まどかからすれば「まだ私の家族いるんですけど」って感じだろう。何も返事されてないし、まどかに絶対引かれてる。こんなふっ切れた友達は見たくないだろうし、まどかもドッキリ方式でグリーフシードを使うわけですよ。

 

ていうか、なんでマミさんとまどかの扱いにあれほどの差があるんだろうか?

マミさんは1、2週目では本当にお世話になった存在でしょ。

殺されかけたんだからビビるのは仕方ないけど、「誰も未来を受け止められない」とかマミさんの行動だけを見て決めつけたような発言は酷いよ。現実を受け入れられなくてループした君が言うのか。そして本来巻き込まれなかったはずのさやかと杏子を含めて「こいつら使えない」的扱い。

勝手にループしておいて「もう誰にも頼らないッ!」ってあぁそうですか。

 

そもそも突然作り始めた威圧感と事情通ですって態度を止めていればマミさんから警戒されることは無くなり、もっと上手く事が運んでマミさんが食われる事も回避できたはず。それで何度も体験してきたであろうさやかの魔女化をどうにかして防げさえすれば、お菓子の魔女戦を生き残ったマミさんは魔法少女心中計画を発動しないかもしれんし、杏子とさやかも生き残ってワルプルギスの夜戦が有利になる。まどかはそれほど悲しまないだろう。

ほむほむはお菓子の魔女が危険だって未来を知ってるくせにテキトーに登場するし、ハコの魔女の時も統計とやらがあったはずなのになぜ現れなかったのか。もし分からなかったとしても、なぜぼっち暇人(決めつけだけど)のくせに不安定なまどかから目を離していたのか。

さやかの契約は避けられなかったにしろ、まどかはガチで死にかけていたよ。

その後の会話で「彼女にも監視」とか言ってたけどまどかの監視も出来ていなかったんじゃね…。

 

そしてほむほむとさやかは相性が悪いと言われることが多いけど、メガほむと同じく気が弱いまどかの最初の友達がさやかだし、ドラマCDでクールほむほむとさやかが微笑ましい会話をしていることから素の相性が悪いってことはない…はずで、気が強い直感型さやかに気が強い現実的思考のキャラで当たっていったほむほむが悪い子。

 

それと改編後の世界でさやかが円環の理に導かれた後にほむほむだけ「まどか…!」って言っていたけど、まどかを知らない杏子達からしたら空気を読めない発言が普通にウザいでしょ。さやかちゃんに触れてあげて。

 

そして一番迷惑だったのは銃器のマジカル窃盗だと思う。いったいどれほどのヤクザの指と軍人の首が飛んだのか毎度気になる。アルティメットまどか様は結果的にほむほむの行動で犠牲になった人達も救ったのだ。

 

とまあここまでボロクソ言ってしまいましたが、11話では自分がすでに迷子で、まどかとほとんど通じ合っていないことを自覚しているし、まどかを守ることだけが生きる理由なんだなぁと理解できればやっぱりなんか好きになっちゃうよね。

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杏子とさやかの戦闘を止めに入った時の登場シーンや、ワルプルギスの夜をとんでもない火薬でボコボコにするホマンドーアクションは素晴らしいかっこよさだった。

ワルプルに吹っ飛ばされた時や絶望しかけてた時は悲しすぎてこっちも泣けてくる。

某海賊漫画の白ひげは裏切った息子をそれでも愛したし、俺も最初の気持ちを裏切らずに彼女を愛でていこうと思います。

そう、叛逆前のほむほむはね。